水力発電所の主要設備

このページでは、宮川第一発電所宮川第二発電所宮川第三発電所内の主要な設備について簡単に説明します。

取水口

取水口は、川や貯水池から発電に使用する水を取り込む所です。ゴミが入らないように格子(スクリーン)が張ってあります。取り込んだ水は鉄管や隧道を通って水車へ流れ込みます。写真は堂倉谷取水口です。

写真:堂倉谷取水口の取水口

水車

水車は水が流れる力を回転する力に変換します。宮川第一発電所宮川第二発電所ではフランシス水車(写真左)を、宮川第三発電所ではペルトン水車(写真右)を使用しています。

写真:フランシス水車  写真:ペルトン水車

発電機

発電機は水車と軸でつながっていて、水車が回転すると電気を発生します。基本的な構造は、電動機(モーター)と同じです。写真は宮川第二発電所の発電機です。

写真:宮川第二発電所の発電機

水車軸

中央の軸が水車軸で、上は発電機に下は水車につながっています。写真は宮川第二発電所の水車軸です。

写真:宮川第二発電所の水車軸

放水口

放水口は発電に使用した後の水を川や海へ放流する所です。川へ放流する発電所の場合は、その先に逆調整池を設けて流れ出る水の量を調整し、下流の川の水量を安定させる所もありますが、宮川第一発電所ではそのまま宮川第二発電所の取水口につながっており、宮川第二発電所では海へ放流していますので、逆調整池は必要ありません。宮川第三発電所では宮川ダム湖に放流していますので、ダム湖が逆調整池の役割をしています。写真は宮川第二発電所の放水口です。

写真:宮川第二発電所の放水口

圧油装置

発電機を自動で運転・停止させる為には、各機械の動作部分に油を送り込んで、その圧力で機械を動かします。圧油装置はこの油を送る為の装置です。写真は宮川第二発電所の圧油装置です。

写真:宮川第二発電所の圧油装置

調速機

西日本では、電気の周波数は60Hzです。調速機は発電所から送る電気の周波数を一定にする為の装置です。水車に流れ込む水の量を調整することで水車の回転数を一定にし、周波数を60Hzにしています。写真は、宮川第一発電所の調速機です。

写真:宮川第一発電所の調速機

変圧器

変圧器は電気を遠くまで効率よく送る為に、発電機で発生した電圧をより高い電圧に変換している装置です。写真は宮川第一発電所の主変圧器です。

写真:宮川第一発電所の主変圧器

配電盤

配電盤は、発電所内の機器を操作したり、機器の状態を監視する装置です。異常が発生するとベルやブザーが鳴り、同時にどの機器に異常が発生したかを表示します。写真は宮川第二発電所の配電盤です。通常は三瀬谷発電所から遠隔操作していますが、作業や事故で遠隔操作できない時はここで直接操作します。

写真:宮川第二発電所の配電盤1  写真:宮川第二発電所の配電盤2

予備発電機

発電所には色々な機器がありますが、ほとんどが電気で動いています。このような機器には、通常、送電線によって電気が送られてきていますが、送電線が停止し停電した場合には、予備発電機により電気を発生し送れるようになっています。予備発電機は、軽油を燃料としたエンジン付きの発電機です。

写真は宮川第二発電所の予備発電機です。

写真:宮川第二発電所の予備発電機